ABOUT
INTRODUCTION
ストリートは都市の人間性回復のための先進的なまちづくり活動の舞台となってきた。その動向に注視することで、まちづくりの最先端の動きを見ることもできる。近年は、エリアマネジメントなどの民間組織が主体的に、通行空間の円滑性/安全性と滞在空間創出を両立し、ストリートを管理する動きも活発化している。公共空間としてのストリートは、地域コミュニティがデザインし、マネジメントする対象としてクローズアップされてきている。
こうした中、国際的な潮流に着目すると、人を中心とし地域特性に応じたストリートのデザインとそれを活かすマネジメントを一体的に捉えることが確立されつつある。これこそが「ストリートデザイン・マネジメント」の概念だ。デザインは交通ネットワークやストリートの形態を対象にし、マネジメントは人のアクティビティを生む活用や管理を担う組織を対象にして検討されるものであるが、両者は互いの弱点を補う相補的な関係にあり、その効果を最大限に発揮させる方法論が「ストリートデザイン・マネジメント」である。
地域性が豊かな日本では、ストリートづくりは個別解でとどまらざるをえないという暗黙の了解があり、一般化された方法論として確立されてこなかった。
そこで、
- -各地のストリートの取り組みで長年実践されてきた方法、組織、プロセスなどを類型化、体系化すること
- -デザインとマネジメントを制約する制度を柔軟化し、各地でローカライズされたルールメイキングの検討
を通じて、日本におけるストリートデザイン・マネジメント論を構築することをめざすものである。
VISION
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1.ストリートデザイン・マネジメントのプラットフォーム化
各地の知見を共有し、新たな発想と取組みに役立てていただく
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2.ストリートとマネジメントのアーカイブづくり
地域の手によるマネジメントについては、ストリートそのものの歴史と比較すると短く、これまで研究や記録が十分でなかった。各地のストリートにおけるデザインからマネジメン トのサイクルを記録・アップデートし、将来の担い手に引き継ぐ
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プロジェクトに関するお問い合わせ先
ストリートデザイン・マネジメント研究会事務局
sdm@i-love-street.jp